2026/08/13 11:18
先日、箱根にあるラリック美術館へ行ってまいりました。

8月のお盆前ということもあり、思っていたほど混雑しておらず、比較的ゆっくりと館内を楽しむことができました。
ラリック美術館へは、最寄りの強羅駅からバスに乗って向かいます。
箱根の山道を、急な坂を上ったり下ったり、くねくねと揺られながら進んでいきます。
途中には、ガラスの森美術館やポーラ美術館など、箱根を代表する美術館がいくつもあり、「今回はラリックだけ」と決めて向かったものの、車窓から見える景色を眺めているだけでも、ちょっとした美術館巡りをしているような気分になりました。
そして、ようやくラリック美術館へ。
館内に入ると、花瓶やブローチ、アクセサリー、香水瓶など、さまざまなラリックの作品が一堂に展示されています。

これほど多くの作品を一度に見る機会はなかなかありません。
ひとつひとつを眺めていると、ガラスだけではなく、ジュエリーや香水瓶など、ラリックが手掛けたものの幅広さにも改めて驚かされます。
細かな装飾や繊細な造形。
当時、これほど手の込んだものを一つひとつ生み出していたことを思うと、改めてラリックという人物の偉業の大きさを感じました。
そして何より、作品を眺めながら想像するのが楽しかったのが、これらが実際に使われていた時代のこと。
今から100年ほど前のパリで、こうした美しい香水瓶やアクセサリー、器などが、どのような場所で、どのような人たちの暮らしの中にあったのだろう。
当時のパリの上流文化や、人々の日常にほんの少し触れられたような気がして、とても興味深い時間でした。
アンティークの魅力は、ただ「古いものを見る」ということだけではなく、そこからその時代の暮らしや文化、人々の美意識まで想像できるところにもあるのだと思います。
