オールドバカラ・ブランド

1764年、フランス王のルイ15世によって承認され、
ロレーヌ地方のバカラ村に設立されたのがバカラの始まりです。
この頃、フランスは戦争で経済力が衰えていました。
そのためロレーヌ地方の統主がガラス業界に参入することで経済復興をしようと考えたのです。  

バカラブランドは創設以来、職人たちによる優れた才能や情熱によって
高い透明度と巧みな技術が生み出され、それは人々の評判をよび、
数々のメダルを獲得、多くの王侯貴族に愛され、世界中でその名を不動のものにします。



バカラの代表作アルクールの誕生

1825年にアルクール侯爵のために作られたアルクールが誕生し、現在まで続くバカラの代表作となりました。1878年のパリ万博博覧会ではグランプリを受賞しています。その後もローハン、タリランド、ハーモニー、マッセナ、ベガなど人気の作品を次々と生み出しています。

バカラの品質の高さ

バカラは品質基準が高いため、製造された作品のうち消費者の元に渡るのは6〜7割で、残りは破棄されてしまいます。バカラの卓越した技術者によるカットやグラヴュールによる繊細な装飾、そこから生み出される輝き、クリスタル素材の滑らかな質感をぜひご堪能ください。

バカラのクリスタルについて

バカラは最高級のクリスタルガラスを使用しています。
クリスタルガラスとは一般的に鉛の含有量が上がるほど光の透明度や屈折率が高くなり、比重が大きくなるほどに打音が澄んで長く響きます。
バカラではその鉛の含有率が30%以上あり、一般的なクリスタルガラスより多くの酸化鉛を含み、そのため比類なき透明度と輝きを備えています。
その眩いばかりのバカラ作品はこれからも人々の目を楽しませ、驚きを与えていくことでしょう。